「核兵器のない世界、遠のいている」 広島市が平和宣言骨子発表

2026/07/31 18:52 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 広島市の松井一実市長は31日、広島原爆の日(8月6日)の平和記念式典で読み上げる平和宣言の骨子を発表した。多くの為政者が核抑止力に依存し続け、核兵器のない世界は遠のいていると指摘し、被爆地を訪れ、核兵器廃絶のための政策を実行するよう求める。

 宣言は、国際法をないがしろにする大国の横暴な振る舞いが繰り返されていることや、核拡散防止条約(NPT)再検討会議で成果文書が不採択となったことに言及。核兵器の非人道性を軽視することは「第三のヒロシマ・ナガサキを作り出すことになりかねない」と警告する。

 また日本政府には、核兵器禁止条約の再検討会議にオブザーバー参加し、一刻も早く締約国になるよう求める。在外被爆者を含む被爆者援護の充実も要望する。

 松井市長は記者会見で「『ヒロシマの心』を国内外の人々に訴えかける平和宣言にした」と述べた。【井村陸】

毎日新聞

社会

社会一覧>