元特捜検事の証人尋問請求 有罪被告側「捜査が適正でない疑い」

2026/07/31 19:35 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 東京地検特捜部の元主任検事の男性(48)=懲戒免職=が元容疑者の女性と性的な関係を持った問題で、特捜部の捜査が適正でない疑いがあるとして、元検事が起訴した事件の被告側が31日、元検事の証人尋問を東京高裁に請求したことを明らかにした。元検事が取り調べた女性の供述が端緒となって立件された疑いがあるとし、「任意性、信用性が認められない」と主張している。

 被告は2023年に特捜部の捜査を受け、1審で有罪となり東京高裁に控訴している。記者会見した被告の弁護人は「公判で元検事と女性を証人尋問し、事実関係を明らかにしたい」と訴えた。

 元検事が懲戒免職となった29日に東京地検は記者会見を開き、元検事と女性の関係は捜査が終結した後から始まったとし、「現時点で捜査と公判に影響があったとは認められない」と説明している。弁護人は「検察の内部調査では不十分。第三者委員会で事件への影響の有無を調査すべきだ」と求めた。

 元検事は24年に女性を略式起訴した直後から性的な関係を持ち、関係は約2年間続いた。女性の有罪が確定する前に3000円分の電子マネーも受領していた。法務省は重大な信用失墜行為に当たるとして懲戒免職とした。【後藤佳怜】

毎日新聞

社会

社会一覧>