公立小給食費、24都道県で文科省支援額の5200円上回る

2026/07/31 19:28 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 文部科学省は31日、2025年5月時点の公立小学校の給食費(食材費)は平均月額5196円で、23年の前回調査より541円増えたと発表した。文科省は26年4月から1人当たり月5200円を上限とする給食費の支援を始めたが、24都道県では25年時点でこの額を上回っていたことも判明。物価高騰はさらに進んでおり、多くの自治体で国による給食費の支援額が不足している可能性がある。

 調査は国公私立の小中学校、特別支援学校などを対象に実施。公立中での給食費の平均月額は6013円で633円増加した。小中ともに前回より増えた理由について、文科省の担当者は「物価の高騰が影響したほか、地場産や有機農法による食材を使う自治体が増えた可能性がある」としている。

 給食費は都道府県によって差があり、公立小では新潟県の6069円が最高。愛媛県の4678円が最少だった。公立中は新潟県の7118円から三重県の5231円まで1887円の幅があった。

 文科省は26年4月から、自民、日本維新の会、公明の3党合意に基づき、公立小を対象に給食費の抜本的負担軽減策として、児童1人当たり月5200円を上限として支援している。

 文科省によると、実際の給食費が支援額を上回る自治体では、保護者負担を軽減するため自治体が独自の予算を組むケースが多いとみられる。ただ、不足分を保護者負担とする自治体もあるといい、文科省は今後、物価変動を踏まえて支援額を見直す。

 調査によると、給食を実施している公立学校は2万8375校。小学校は1万8011校、中学校は8766校で、実施率は小学校が99・7%、中学校が98・5%だった。【斎藤文太郎】

毎日新聞

社会

社会一覧>