千葉県18市1町に大雨特別警報 市川市で1人死亡 けが人も

2026/08/13 23:07 

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 暖かく湿った空気と寒気の影響で関東甲信を中心に大雨となり、気象庁は13日夜、千葉県内の自治体に「レベル5大雨特別警報」を出した。対象は午後10時40分時点で18市1町。千葉県では線状降水帯が発生し、各地で道路が冠水した。総務省消防庁は同県市川市で1人が死亡したと発表。他にも複数のけが人の情報がある。

 消防などによると、死亡したのは60歳ぐらいの男性。13日午後7時ごろ、市川市二俣で「冠水した道路に男性が浮いている」と通報があった。男性は病院に搬送されたが、死亡が確認された。

 千葉県柏市八幡町では「道路が冠水し、車に人が閉じ込められている」と119番があり、70代女性が心肺停止の状態で搬送された。県内では道路が冠水し、車の立ち往生や車内への閉じ込め事案が発生。住宅の浸水も相次いだ。一時、約4万7000軒が停電した。市川市では複数の場所で土砂崩れが発生した。

 13日夜には、千葉市と市原市に「レベル5土砂災害特別警報」も出た。気象庁によると、大雨と土砂災害のレベル5特別警報の発表は初めて。防災気象情報の出し方が5月に新しくなって以降、特別警報の発表は2回目で、前回は台風に伴う河川の氾濫特別警報だった。

 13日午後10時40分時点で大雨特別警報の対象は、千葉市、市原市、佐倉市、四街道市、八街市、印西市、白井市、市川市、船橋市、松戸市、習志野市、柏市、八千代市、我孫子市、鎌ケ谷市、東金市、茂原市、大網白里市、長柄町。

 総務省消防庁によると、13日午後10時時点で千葉県の9市で7500人に緊急安全確保が発表された。茨城、埼玉、千葉3県の21市町で21万8293人に避難指示が出た。

 千葉県では13日夕方以降、柏市や我孫子市、市原市、千葉市、佐倉市、八千代市などで記録的短時間大雨情報が発表された。いずれも1時間に約100~120ミリの猛烈な雨が降ったという。

 JR東日本は、京葉線や成田線などの一部区間で運転を見合わせた。

 気象庁によると、列島の北側にある高気圧周辺の暖かく湿った空気が関東甲信付近に流れ込み、上空の寒気の影響もあって大気の状態が非常に不安定となった。

 千葉県の北西部、北東部、南部では線状降水帯が発生した。線状降水帯は、発達した雨雲(積乱雲)が線状に次々に発生し、ほぼ同じ場所を通過または停滞することによって大雨をもたらす現象。

 気象庁は、千葉県を含め関東では14日にかけて大雨が続く恐れがあるとして、警戒を呼びかけた。【山田豊、石塚孝志、柴田智弘】

毎日新聞

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