明太子の老舗のアイスキャンディー ちょっと変わったストーリー

2026/08/14 13:15 

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 暑さが続く中、一服の涼を求めて、九州・山口の観光スポットや地元の味、伝統工芸を訪ねました。

 ◇アルプスは「涼しそう、というイメージ」か

 サクサクとした食感の後、素材のうまみと冷たさが口に広がるアイスキャンディー。明太子の老舗として知られる「ふくや」(福岡市博多区)が懐かしの「アルプスアイスキャンデー」を復活販売して10年目を迎えた。

 元々はふくやの初代社長、川原俊夫さんが終戦直後から、ふくやを創業した1948年までの約2年間、市内の市場で販売していた。アイスを売っていた時の屋号「アルプス」にちなんで名付けられた商品だったという。

 なぜアルプスという名前だったのか。資料は残っていないが、販売推進課の中山徹也課長は「涼しそうだ、というイメージでつけたのでは」と推測する。

 ◇創業70年目で復活 

 ふくやのアイスは2017年、創業70年目の節目を記念して復活した。5代目社長の川原武浩さんが就任した年だった。

 初代の俊夫さんが製造販売していたアイスは、甘くして凍らせたものと練乳を入れたミルク味の2種類だった。復活後は6種類が作られ、柳川市のイチゴを使った「あまおう味」、八女市の「抹茶味」、能古島の「甘夏味」など地元・福岡を主とした素材にこだわる。

 いずれもアイス製造会社「椛島氷菓」(柳川市)が手作りしたもので、大きさは長さ13・5センチ、幅4・8センチ、厚さ1・6センチ。直営店と通信販売で年間約1万本が売られている。

 ◇猛暑続く太宰府市で食べ歩き

 ふくやによると、県内25の直営店で25年度に最もアイスキャンディーが買われたのは太宰府店(同県太宰府市)。夏場でも参拝客が多い太宰府天満宮の参道沿いにある直営店では、立ち寄って食べ歩きする人が多いからではないかという。

 太宰府市は今年7月、最高気温が全国1位になった日があるなど猛暑が続く。開久美子店長は「今年も暑いので結構、買う人はいますよ」と話す。

 直営店での販売は6月からおおむね10月ぐらいまで。中山課長は「原料や素材にこだわっているので、非常においしい。ちょっと変わったストーリー性のあるアイスキャンディーを食べて涼んでもらえれば」とPRしている。【井上和也】

 ◇ふくや

 本社は福岡市博多区中洲2の6の10。アルプスアイスキャンデーは福岡県内の直営店で各種1本180円、通信販売では10本セット2500円で販売。問い合わせは電話(0120・86・2981)。

毎日新聞

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