山王病院で休診続く 電気設備が水没、入院患者は転院 千葉豪雨

2026/08/18 16:13 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 13、14日の豪雨で浸水した千葉市稲毛区の山王病院で、診療に必要な電源を確保できない状況が続いている。地下の電気設備や非常用電源が使用できなくなったためで、全診療科が休診。病院は約2週間後の診療再開を目指して排水作業をしている。

 病院によると、豪雨で地上のスロープから水が流れ込み、地下にある電気設備や非常用電源が水没した。地下には排水設備もあったが、停電で作動しなかったか、流れ込んだ水の量が多くて排水が追いつかなかった可能性がある。

 現在もポンプ車による排水作業が続けられているが、18日現在も地下に濁った水がたまっていた。地下には電気設備のほか、霊安室や資材を保管する倉庫などがあった。豪雨当時、霊安室に遺体はなかった。

 約130人いた入院患者のほとんどを、DMAT(災害派遣医療チーム)の協力を得て他の医療機関へ転院させた。全診療科で休診し、人工透析や人間ドック、外来の検査も休止している。

 山王病院の谷嶋隆之院長は、病院のウェブサイトで「患者さま、ご家族ならびに関係者の皆さまには、多大なご不便とご迷惑をおかけいたしますことを深くお詫(わ)び申し上げます」とコメントしている。【高梨晃世】

毎日新聞

社会

社会一覧>