「意図の全う難しい」 「ラヴ上等」タイアップ取りやめで法務省

2026/08/21 18:56 

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 法務省は21日、有料動画配信大手「ネットフリックス」が配信する番組「ラヴ上等」(第2シーズン)とのタイアップを取りやめると発表した。

 ◇法務省の発表の全文

 Netflixの「『ラヴ上等』シーズン2」とのタイアップについて

 この度、法務省保護局において、「更生保護」の取り組みとNetflixリアリティーシリーズ「『ラヴ上等』シーズン2」とのタイアップを行ったことについて、さまざまなご意見をいただきました。

 更生保護は、国と地方、保護司など民間ボランティアや団体が協力し、地域社会の中で犯罪や非行から立ち直ろうとする人を指導・支援することにより、新たな被害者も加害者も生まない社会をつくる取り組みであり、もとよりその過程において、その人が行った行為を肯定したり、その責任を曖昧にしたりするものではありません。

 犯罪によって被害に遭われた方々の尊厳や心情に十分配慮することと、犯罪や非行をした人が自らの責任と向き合い、再び犯罪に及ぶことなく社会の一員として生活していくことを支援することは、いずれも安全で安心な社会をつくるために欠かすことのできないものと考えています。

 今回のタイアップについても、犯罪や非行そのものを肯定したり、過去のこうした行為を美化したり軽視したりする意図はありませんでしたが、犯罪被害に遭われた方々から見れば、不快感や割り切れない思いを抱かれるのではないかといったご懸念やご批判を多くいただきました。

 また、民間ボランティアの方々を含め、これまで更生保護にご協力をいただいてきた方々からご心配の声をいただいていることも併せて真摯(しんし)に受け止めるとともに、「更生保護」の意義や役割を広く知っていただき、また、理解を深める機会になればとの当初のタイアップの意図を全うすることが難しい状況となっていることを考慮し、今後のタイアップについては取りやめとさせていただくことにいたしました。

 なお、今回の判断は、この作品に出演されている皆様をはじめ、生きづらさを抱える方々が直面する困難や、過去に罪を犯した人の更生への取り組みを否定するものではないことを付言させていただきます。

 この度のことも踏まえ、犯罪被害に遭われた方の心情等への十分な配慮と、犯罪や非行から立ち直ろうとする人の改善更生を支え再犯防止に取り組むことの双方を大切にしながら、その広報等の在り方について不断に検討し、更生保護の取り組みとその意義について、広く社会に知っていただけるよう努めてまいりますので、ご理解をいただきますようお願いいたします。

毎日新聞

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