最大で350ミリ超の24時間降水量も 福井への大雨特別警報

2026/08/30 21:02 

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 前線と湿った空気の影響で福井県を中心に大雨が降り、気象庁は30日早朝、福井市、福井県大野市、勝山市の3市にレベル5大雨特別警報を発表した。7時間後の午前11時40分に、レベル4大雨危険警報に切り替えた。線状降水帯の発生はなかったものの、長時間にわたる大雨により、各地で浸水被害が相次いだ。

 気象庁によると、30日に観測された福井県内の最大の24時間降水量(午後8時10分現在)は福井市が318ミリ、勝山市が350・5ミリ、大野市が281ミリだった。坂井市でも314ミリを記録し、いずれも観測史上最多となった。4市と、鯖江市、あわら市、永平寺町、越前町の計8市町では、最大計約15万世帯、約38万人に緊急安全確保や避難指示が発令された。

 県によると、1級河川の荒川(福井市)をはじめ、県内23河川で氾濫や護岸の損傷が発生。農地や道路への浸水被害が報告されている。

 住宅への被害では、30日午後5時現在、大雨特別警報が出された勝山市や大野市をはじめ、県内4市1町で床上・床下浸水が94軒あった。福井市と大野市を結ぶ国道のトンネル前では土砂崩れが発生し、通行止めが発生した。

 人的被害では、29日夜、坂井市内で30代の女性が、道路で水の深さが分からずに転倒して右足を骨折する被害があったほか、大野市でも軽傷者が1人いたとしている。

 北陸新幹線や特急「サンダーバード」は通常通り運行したものの、県内の地方鉄道3社は30日の運転を終日取りやめた。

 気象庁は、県内の31日午後6時までの24時間最大雨量を60ミリと予想しており、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼び掛けている。【萱原健一、岩崎歩、林みづき、大坪菜々美】

毎日新聞

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