宮内庁が陵墓の「保全事業」実施へ 相次ぐ倒木被害受け対策

2026/08/31 17:47 

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 天皇や皇族の墓として管理する陵墓で倒木被害が相次いでいることを受け、宮内庁は31日、倒れる危険性がある樹木の処理を2027年度から始めると明らかにした。27年度予算の概算要求で「陵墓総合保全事業」として2億4000万円を計上した。

 宮内庁は、陵墓の荘厳さを保つため、森林のような状態で維持・管理している。周辺の樹木が大雨などで倒れると、陵墓が損壊されたり、埋まっていた土器が地表に露出したりすることが想定される。23年6月の大雨では、奈良県の箸墓古墳で葺石(ふきいし)や土器が地表に現れる被害が確認されている。

 宮内庁は26年度から、レーザー測量で危険箇所の調査を進めてきた。27年度以降は、危険な樹木の伐採や枝打ちなどの対策を進めていく。

 宮内庁によると、大規模な陵墓33カ所について、30年度までに対策を実施する見込み。陵墓の敷地外に倒れそうな樹木への対応も進めるという。【山田奈緒】

毎日新聞

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