福岡市、老朽化の国際センターなど建て替え検討 移転の可能性も

2026/09/08 18:50 

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 福岡市は8日、ともに1981年開業で老朽化している福岡国際センター(博多区)と隣接する福岡サンパレスの建て替えを検討していることを明らかにした。また建て替えによる集客機会の損失に留意し、現在あるウオーターフロント地区(中央ふ頭・博多ふ頭)内での移転も含めて検討するという。8日の市議会経済振興委員会で報告した。

 国際センターは大相撲九州場所などに使われ、サンパレスとともに国際会議や展示会などに利用されている。収容人数は国際センターが大相撲九州場所では約7000人、コンサートでは約5000、サンパレスは2322席。2025年度の稼働率は国際センターが73・7%、サンパレスが81・4%と24年度より高く、25年度の両施設や福岡国際会議場、マリンメッセ福岡A・B館の同地区にある計5施設の入場者数は280万人に上る。しかし、両施設とも耐用年数を超え、搬出入口が狭いため設営撤去の効率性に課題があり、バリアフリー対応も不十分という。今後の開催動向を踏まえ、必要な施設規模や機能を検討するとしている。

 一方、25年10月に入札が中止となり2年近く計画が遅れている福岡市博物館(早良区)の改装事業は、なるべく早期の再公告を目指す方針を示した。不調の要因については建設資材価格や人件費の高騰で、事業者の見積額と市の予定価格との間に乖離(かいり)が生じたことを挙げた。その上で、改装による効果を確保しながら、事業者が参画しやすい事業条件となるよう概算事業費などを精査する考えを示した。

 また古代の迎賓施設とされる「鴻臚館(こうろかん)」跡展示館(中央区)の改装は、公募型プロポーザル形式で選定した業者と4億4000万円で契約した。10月から休館し、子どもや観光客が理解しやすい映像などを充実させ、来春の完成を予定している。【井土映美】

毎日新聞

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