トンネルにエアポケット? ネパール土石流、生存者の救出相次ぐ

2026/09/08 18:34 

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 ネパールと中国の国境付近で起きた土石流を伴う洪水で、ネパール側では8月26日の発生から10日目以降も水力発電所などから生存者の救出が相次いでいる。ネパール軍は「まだ希望が消えていない」として、海外の専門家チームとともに捜索を本格化させている。

 地元メディアなどは7日、軍の見方として、被災地の複数の水力発電所のトンネル内に計121人が閉じ込められている可能性があると報じた。軍はがれきや泥の撤去を進めるとともに、カメラを使ってトンネル内を捜索している。活動は当面続く見通しだ。

 ◇さらに生存者がいる可能性

 ネパール軍などは4~5日、水力発電所の作業員3人を含む計4人を救出した。4日にトンネル内で発見されたシャハさん(30)の親族によると、シャハさんは救助を待つ間、水を服でろ過して飲んでいたという。ロイター通信は、救助隊の話として、トンネル内にエアポケット(空気だまり)や人がとどまれる空間が複数あり、さらに生存者がいる可能性があると伝えている。

 ただ、被災地につながる多くの道路はいまも寸断されており、救援活動にも支障が出ている。当局によると、中部ラスワ郡からチトワン郡にかけての計63の橋のうち45本が破壊されたり、流されたりした。ネパール政府は、中国とインドに仮設橋の設置の支援を要請しており、交通網の復旧を急ぐ方針だ。【ニューデリー松本紫帆】

毎日新聞

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