近鉄京都駅の脱線事故 3両目車輪がレール乗り上げ別線路進入か

2026/09/15 18:45 

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 近鉄京都駅(京都市下京区)の構内で6月に起きた普通電車(4両編成)の脱線事故について、近鉄は15日、事故車両の3両目が進路を切り替える線路の分岐器のレールを乗り上げ、本来の進行方向とは別の線路に進入したことで脱線した可能性が高いと発表した。

 機器の故障や整備不良は確認されておらず、近鉄はレールを乗り上げた詳しい原因を調べている。事故を巡っては、国の運輸安全委員会も調査を進めている。

 ◇現場は特殊形状 複合的要因重なったか

 近鉄によると、現場は左カーブに分岐器が設置された特殊な形状だった。

 事故後にレールや車輪についた傷を調べた結果、3両目前方の車輪が分岐器のレールを乗り上げ、進行方向とは異なる右側の線路に入り込んで脱線したとみられる。

 さらに、はみ出した3両目に引っ張られる形で、先行していた2両目後方の脱線が起きたと推定した。

 レールを乗り上げた原因については現在も調査中で、近鉄の担当者は「線路の形状や車両などを含め、複合的な要因が重なった可能性がある」と説明した。

 近鉄では事故現場付近の制限速度を落とすとともに、油の塗布などレールへの乗り上げを防ぐための措置を講じて対応している。

 事故は6月29日午前5時15分ごろ発生。京都駅を出発した始発電車が時速約20キロで走行中、駅から約120メートル地点で脱線した。乗客30人や乗員にけがはなかったが、京都線の一部区間が終日運転見合わせとなるなど大きな影響が出た。【国本ようこ】

毎日新聞

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