「残りわずか」とあおる例も 「ダークパターン」に相談相次ぐ

2026/09/23 18:15 

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 消費者にとって不利な判断をさせるウェブのデザインの「ダークパターン」。実態について、Q&A形式で分かりやすくまとめました。

 Q インターネット通販で「初回限定」の紅茶セットを買ったら、いつの間にか定期購入になっていたよ。1回だけのつもりだったのに……。

 A そのような通信販売の定期購入に関する相談件数はここ数年増えているんです。国民生活センターによると、2025年度で約9万3500件ありました。「お試し価格」など低価格をうたいながら、実は定期購入が条件だったというケースですね。「ダークパターン」の典型的な例とされています。

 Q ダークパターンって何なの? 

 A 消費者を事業者にとって有利な行動へ誘導し、気づかない間に不利な判断や意思決定をさせる仕組みといわれています。類型は多岐にわたり、経済協力開発機構(OECD)の報告書によれば、七つに分類されます。他にも「残りわずか」と購入意欲をあおったり、契約後の解除手続きを複雑にしたりする事例もあります。

 Q なかなか気づけないね。

 A IT事業者らで作る「ダークパターン対策協会」によると、契約する時の入り口で誤認させ、解除するときの出口で離脱しにくくするなど複数の手法を組み合わせている例が多いといいます。企業側も「こうすれば売れる」とのノウハウが蓄積され、マーケティングが過剰になっているとみられます。対策協会は被害額が最大で年間3兆2000億円に上ると推計しています。

 Q 規制されないのかな。

 A 現行の特定商取引法や景品表示法などでは、一部の行為しか規制できないのが現状です。そこで消費者庁は有識者検討会でダークパターンの規制のあり方について検討してきました。今月に中間とりまとめを公表し、法改正を視野に包括的な規制をすべきだと示しました。消費者が誤認せず納得して購入できる仕組みになるといいですね。【阿部絢美】

毎日新聞

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