台風25号 10人死亡4人行方不明 印旛沼決壊は管理開始後初

2026/09/23 20:32 

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 台風25号による大雨で土砂崩れが相次いだ千葉、神奈川両県では23日も行方不明者の捜索が続いた。23日午後7時時点で10人の死亡が確認され、4人の行方が分かっていない。千葉県北部の印旛沼では堤防2カ所が決壊し、周辺は広範囲に浸水した。

 印旛沼で決壊した2カ所の幅は、いずれも約100メートル。独立行政法人水資源機構が1968年に管理を開始してから決壊は初めて。周辺の成田市の田んぼや住宅地などで被害が出ている。排水ポンプで水位を下げているが、復旧時期は未定という。印旛沼の水位は、22日午前4時半時点で基準点から5・04メートルに達し、管理開始以降で最高だった。

 千葉県によると、印西市船尾で水没した車両の近くから見つかった60代男性と、土砂崩れが起きた鴨川市小湊の70代男性の死亡が新たに確認された。県内の死者は7人。県は新たに70代男性が行方不明になっていると公表した。この男性は長柄町針ケ谷で運転中に土砂崩れに巻き込まれたとみられる。他に鴨川市西町の60代男性が行方不明。

 神奈川県などによると、行方不明だった三浦市初声町の原田佑佳さん(35)が自宅で発見され、死亡が確認された。横須賀市長井1の横山淳子さん(64)、同市長井2の沼田正さん(79)の死亡も確認され、神奈川県内の死者は3人。沼田さんの70代の妻と、三浦市南下浦町の20代女性の行方が分かっていない。

 住宅被害も相次いだ。23日夕時点で千葉県内では22棟が全壊し、10棟が半壊、32棟が一部破損した。浸水は床上408棟、床下153棟。川が氾濫した佐倉市では300棟以上の被害が報告されている。国土交通省によると、土砂災害の確認は千葉県で48件、神奈川県で10件、東京都で2件。

 千葉県市原市では土砂などで県道がふさがり、高齢者施設が孤立状態だったが、23日までに県道の通行が可能になり、解消された。【清水夏妃、宮田哲】

毎日新聞

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