元ソフトバンク・和田毅さんが引退試合 最後は後輩・清宮から三振

2025/03/15 19:15 

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 プロ野球と米大リーグで日米通算22年間活躍し、2024年限りで現役を引退した元ソフトバンクの投手、和田毅さん(44)が15日、引退記念試合のマウンドに立った。福岡市のみずほペイペイドームでオープン戦の日本ハム戦に登板。約4万人の観衆の前で打者を三振に打ち取り、笑顔でファンに別れを告げた。

 先発した和田さんは打者1人限定の登板。日本ハムの新庄剛志監督は、早大卒の和田さんに対し、早大の系属校、早稲田実(東京)出身の清宮幸太郎選手を送り出す粋な采配で花を添えた。和田さんは大きく振りかぶる現役時代と同じフォームで計4球を投げ、空振り三振を奪うと場内から大きな拍手が送られた。

 試合後のセレモニーでは「プロ野球を目指す子どもたちが、ホークスに入って活躍する姿を見ることを次の夢にしたい。43歳まで投げることができ、本当にありがとうございました」と感謝。9回胴上げされ、球場を後にした。

 和田さんは03年にドラフト自由獲得枠で当時のダイエー入り。14年からは米大リーグのカブスへ移籍し、16年にソフトバンクへ復帰した。日米通算で165勝94敗の成績だった。【林大樹】

毎日新聞

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