日本人初の大リーガー・村上雅則さんが始球式 阪神-カブス戦で

2025/03/15 12:46 

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 日本人初の大リーガーで元投手の村上雅則さん(80)が15日、東京ドームで、米大リーグの開幕シリーズに向けたプレシーズンゲーム、阪神―カブス戦の始球式に「登板」した。

 村上さんは歓声を受けながらグラウンドに登場。左腕から繰り出したボールはノーバウンドで捕手のミットに収まった。スタンドから大きな拍手を浴び、「最高」と笑顔を見せた。この日は偶然にも祖父の命日で、記念のボールは墓前に飾るという。

 今回のドジャースとカブスの開幕シリーズは、1戦目でドジャース・山本由伸、カブス・今永昇太の両投手が先発する予定。村上さんは「とても楽しみ」としつつも、どちらを応援していいか「複雑」と話し、「2人とも五回ぐらいまで、70球ぐらいは投げてほしい」と期待した。また、「(ドジャースの)大谷(翔平選手)もヒットはいいが、(今永から)本塁打は打たないで」と述べた。

 村上さんは1964年、ジャイアンツでメジャーデビュー。65年までプレーし、通算5勝を挙げた。【立松敏幸】

毎日新聞

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