<football life>最終予選は「いばらの道」? サッカー日本代表「最速」通過なる…

2025/03/19 16:00 

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 2026年に米国とカナダ、メキシコで共催されるサッカーのワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会のアジア最終予選に臨んでいる日本代表はここまで5勝1分けで、無敗のまま8大会連続の本大会出場に王手をかけている。

 20日のバーレーン戦(埼玉スタジアム)に勝てば他会場の結果に関係なく8回目の出場が決定し、引き分けでも決まる可能性がある。3試合を残して決めれば「過去最速」となる。

 これまでの最終予選は平たんな道のりではなかった。

 初出場となった1998年フランス大会の最終予選は最後まで苦しんだ。初戦に大勝した後は5試合連続で白星を得られず、第3代表決定戦で延長戦の末にイランを破り、悲願の初出場を決めた。

 開催国枠で予選免除だった02年日韓大会を経て、06年ドイツ大会、10年南アフリカ大会、14年ブラジル大会は、いずれも開催国を除いて「一番乗り」で切符をつかんだ。

 特に南アフリカ大会は出場決定まで無敗で駆け抜けた。2試合を残しての予選突破はこれまでの最速。出場決定後に1敗した。

 ドイツ大会、ブラジル大会、18年ロシア大会、22年カタール大会の最終予選は結果的に1試合を残して出場を決めたが、ロシア大会とカタール大会の最終予選はいずれも初戦に敗れて出遅れた。ロシア大会予選は出場決定後の最終戦に敗れて2敗。カタール大会は3試合目までに2敗したが、その後は負けなかった。

 今回の最終予選でC組は各チーム6試合を終え、①日本(勝ち点16)②オーストラリア(7)③インドネシア(6)④サウジアラビア(6)⑤バーレーン(6)⑥中国(6)――となっている。

 20日は日本戦の前に始まるオーストラリア―インドネシア戦でインドネシアが引き分けか負けた場合、日本はバーレーン戦に引き分けてもC組2位以内が決まり、本大会出場となる。

 日本はこの後、25日にサウジアラビア戦(埼玉スタジアム)、6月5日にアウェーでオーストラリア戦、同10日にインドネシア戦(パナソニックスタジアム吹田)を控える。仮に無敗で終えれば最終予選では初めてとなる。【川村咲平】

毎日新聞

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