「感無量」東洋大姫路・岡田監督、母校監督として校歌 センバツ
選抜高校野球大会は第3日の20日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で1回戦があり、昨秋の近畿大会王者の東洋大姫路(兵庫)が、21世紀枠の壱岐(長崎)に7―2で勝利した。
東洋大姫路の岡田龍生監督の試合後の主なコメントは次の通り。
◇東洋大姫路・岡田龍生監督
先発の阪下に代わって二回から登板した木下は、そこそこ投げてくれると思っていました。先発投手が早く降りたら次は木下と決めていたので、アクシデントにも備えていつでも行けるよう準備させていました。ストレートが良く、安心して見ることができました。
先制されましたが、選手たちに落ち着いて狙い球を振っていこうと伝えました。
阪下は右肘に違和感があると言ってきました。一回に四球を出しましたが、普段はボール球を連発することはありません。無理させないために代えました。
木下は故障もあって昨秋の県、近畿大会、明治神宮大会はベンチ外でしたが、冬にトレーニングを積んだ成果を出してくれました。
阪下は次回登板できるか分かりません。ただ、木下が今日出てきたので(見通しは)良いです。球速も147キロ出ていたと聞きました。甲子園ほど選手たちの力を伸ばす所はありません。木下は自信を付けたと思います。
投手は複数人必要です。阪下に頼らなくても他の投手がいます。
打線については特別なことをせず、いつも通り積極的に打つよう伝えました。低めを見極め、浮いた変化球を長打にできました。五回に5点を挙げましたが、ビッグイニングを作ることができるとは思っていませんでした。
履正社(大阪)の監督を務めた後、母校のユニホームを着て甲子園で校歌を歌い、何とも言えない気持ちになりました。感無量です。
多くの人から「姫路を盛り上げて」と言われ、今日も大勢の人が球場に来てくれました。選手たちには「こんな中でプレーできることは一生ないで」と伝えました。
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