二松学舎大付・市原監督「野球というのは不思議」 センバツ
選抜高校野球大会は第6日の23日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で2回戦があり、二松学舎大付(東京)は花巻東(岩手)に3―6で敗れ、準優勝した1982年大会以来、43年ぶりの8強入りはならなかった。
二松学舎大付・市原勝人監督の試合後の主な談話は次の通り。
◇二松学舎大付・市原勝人監督
やっぱり四球とエラーがあるとこういう展開になりますよね。バッテリーも変化球が多くて、逃げ腰になったところがある。力をもう少し出せなかったかな、もっと力があるはずだ、という感じはしますよね。
<バッテリーの組み立ては>
そんなに(打球が)飛ぶわけじゃないので、ど真ん中に投げてもいいぐらいで。試合前に「怖くない、怖くない」と言っていたんですけどね。先行されるとどうしても「打たれたくない」となって、それが「(配球で)かわす」となるんですよね。
<七回に永尾選手が柵越えの本塁打を放った>
良いところで、よく打ってくれましたね。あれでガラッと流れも変わりました。変えてくれたのはその前の及川のピッチング(リリーフで六、七回を無失点)だと思うんですけど。あの辺りまではうまく来ていたんですけど、全員がつながらなかったですね。
野球というのは不思議で、流れが行ったり来たりする時に、調子が落ちている選手に行くことがある。ああ、また勉強させてもらったな、と思いましたね。
だけど彼らにはいくら力があったとしても、出せなければそれが力だと声は掛けようと思います。どうして力を出せなかったのか、その理由が今すぐ変わるようなところにあるかもしれませんし、それに気付いて自分から変われる大きなチャンスだと思いますね。
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