横審、大の里の横綱挑戦に「希望生まれた」 豊昇龍は「捲土重来を」

2025/03/24 22:21 

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 大相撲の横綱審議委員会が24日、東京・両国国技館で開かれ、大島理森・新委員長(元衆院議長)は、春場所で3回目の優勝を果たした大関・大の里の夏場所(5月11日初日・両国国技館)での横綱昇進挑戦について「希望が生まれた」と期待を寄せた。

 千秋楽で高安との優勝決定戦を制し、大関初優勝を飾った大の里について日本相撲協会審判部は夏場所で綱取りに挑むとの見解を示していた。

 大島委員長は綱取りについて「予測的に申し上げることは控えたい」としつつ、「将来に期待が持てる、という意見で(審議委員が)一致した」と述べた。12勝での優勝を横綱昇進の「起点」とすることには「(場所を)勝ち抜いたことを適正に評価すべきだ」とした。

 一方、春場所で豊昇龍が新横綱として39年ぶりに休場したことに「大変残念だが、けがはやむを得ない。捲土(けんど)重来を期して来場所は立派な成績を残してもらいたい」と述べた。

 豊昇龍の昇進は、横審が10分ほどの議論で満場一致で推薦した。大島委員長は「短時間で決めたのはいかがなものかという論評があるが、事前にかなり率直な意見交換をした」と強調。批判には当たらないとした。【岩壁峻】

毎日新聞

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