鍵山優真「手応えあり」 改良SPに好感触 世界選手権公式練習

2025/03/26 17:15 

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 フィギュアスケートで2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピックの出場枠が懸かる世界選手権開幕前日の25日、米ボストンの会場で公式練習が行われ、各種目の選手が調整した。

 男子は4回目出場の鍵山優真選手(オリエンタルバイオ・中京大)、ともに初出場の佐藤駿選手(エームサービス・明大)と壷井達也選手(シスメックス)が参加。鍵山選手は世界選手権に向けて改良したショートプログラム(SP)曲を初披露し、4回転フリップからいずれのジャンプも軽やかに着氷して、会場を沸かせた。

 「観客が盛り上がってくれて、すごく気持ちよかった」と笑顔で振り返り、27日(日本時間28日)のSP本番へ向けて「手応えあります」と自信を見せた。佐藤選手も4回転ルッツをはじめとする全ジャンプを確実に着氷。「緊張感を力に変えて、良いパフォーマンスができるよう頑張りたい」と力を込めた。壷井選手は4回転サルコウの踏み切りを入念に確認した。

 ペアで2大会ぶりの優勝を目指す「りくりゅう」こと三浦璃来選手、木原龍一選手組(木下グループ)は終始リラックスした表情。26日(日本時間27日)のSPへ向けて三浦選手は「プログラムもすごく仕上がってきていると感じる。それを出し切れたら」と意気込んだ。

 女子で66年ぶりの大会4連覇が懸かる坂本花織選手(シスメックス)も本番リンクの練習では軽快な動きを見せ「ストレスフリーで挑めている」とリラックスした様子だった。【ボストン倉沢仁志】

毎日新聞

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