「すごく心にくるものが」東洋大姫路・阪下、登板機会なし センバツ
選抜高校野球大会は第7日の24日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で2回戦があり、東洋大姫路(兵庫)は広島商に2―6で敗れた。
1回戦で肘の張りを訴え、1回2失点で降板した大会注目右腕の東洋大姫路・阪下漣投手(3年)は登板機会がなかった。阪下投手の試合後の主な談話は次の通り。
◇東洋大姫路・阪下漣
自分は投げられない中で仲間に声を掛けることしかできませんでしたが、全力で声を出すことができました。自分がけがをしたことが結果的に今日の負けにつながってしまった。申し訳ないという気持ちが強いです。
<肘の張りを訴えた1回戦から中3日>
(監督の)岡田先生が判断して、投げるのはちょっと難しいということで。木下や末永がつないでくれて、すごく心にくるものがありました。
(1回戦後は)キャッチボールは行わずに、完全に治療に専念しました。痛みというより、張り感が取れない限りはスローは厳しいかなという感じでした。
<センバツで感じたことは>
秋は県大会、近畿大会、神宮大会とたくさんの球場で素晴らしい景色を見させてもらいました。やっぱり甲子園球場はもう一回戻ってきたいなと思える球場だったので、絶対に夏はリベンジできるように全力でやっていきたいです。
<投げたい気持ちとの葛藤は>
絶対に投げたいという気持ちが強かったですが、スタッフやトレーナーの方には自分の将来のことをすごく気にしていただきました。無理はせずに夏に向けて万全に整えられるようにとの声を掛けてもらいました。せっかく自分たちでつかんだ甲子園だったので、投げてチームに勝利をもたらしたい気持ちは強かったですが、かないませんでした。
木下は秋の試合を経験できていない中で甲子園で先発して緊張があったと思います。それを自分が支えられなかったのが一番苦しいです。
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