あぶらとり紙でおなじみの「よーじや」、60年ぶりにロゴ刷新
手鏡に映る京美人のあぶらとり紙で知られる「よーじや」(京都市下京区)は26日、ブランドや企業グループのロゴマークを改めた。1965年ごろに「店頭従業員の誰か」が描いて誕生したあぶらとり紙の表紙をロゴとしても使ってきたが、「脱・土産物店」を目指す挑戦のなかで60年ぶりに刷新した。京美人は姿を消すが、装い新たに企業キャラクターとして登場させる。
新しいブランドロゴは、文字と手鏡のシルエットのみ。企業ロゴには手鏡もなくし「みんなが喜ぶ京都にする」というスローガンを配した。
よーじやは1904年に楊枝(ようじ)などを扱う商店として創業。5代目の國枝昂(こう)社長は「(最初の)90年間は地域のおなじみの店だったが、90年代のあぶらとり紙ブームで全てが変わった。土産物店というイメージを変えるためにはロゴの変更が必要と考えた」と決断を語った。
國枝社長は、新型コロナウイルス禍直前の2019年8月に入社し、「ひどい月で売り上げが97%減」という危機を経験。終息後の今も観光地にある店舗の売り上げは振るわず、日本人の京都離れが起きているとの分析のもと、「脱・観光依存」を掲げ、肌ケア商品にとどまらない商品開発で「京都発のライフスタイルブランド」を目指している。26日の発表会では、新規事業も準備中と明かし「京都の未来をつくることに貢献したい」と述べた。
手鏡に映る京美人は創業120年だった24年に「よじこ」と命名しており、あぶらとり紙などの商品には残す。他方、「Suicaのペンギン」などを手がけたイラストレーター坂崎千春さんに依頼し、ワンピース姿の「生まれも育ちも京都の女の子」にキャラクター化。27日からグッズを直営店舗やオンラインで販売する。【南陽子】
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