NY株715ドル安 アマゾンやアップルなど主要銘柄が値を下げる

2025/03/29 10:33 

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 28日のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前日比715・80ドル安の4万1583・90ドルで取引を終えた。トランプ政権による関税引き上げと物価上昇(インフレ)再燃懸念が意識され、10日ぶりの安値水準をつけた。アマゾンが4%安、アップルとゴールドマン・サックスが2%安など主要銘柄の大半が値を下げた。

 米商務省が同日発表した2月の個人消費支出(PCE)価格指数が市場予想を上回り、市場に「米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利下げが遠のいた」との見方が広がった。

 トランプ政権は4月3日以降、米国外で生産された輸入車に25%の関税を課すと表明。4月2日には、高関税を課す国に同程度の関税を発動する「相互関税」も予定している。高関税は米国内のインフレ圧力となり、経済への悪影響が改めて意識されている。【ワシントン大久保渉】

毎日新聞

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