宮城県警、捜査用のSDカード20枚を紛失 被害者写真など保存

2025/03/26 18:06 

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 宮城県警は26日、仙台東署が捜査に使用したSDカード20枚を紛失したと発表した。カードには事件関係者や現場の状況などを撮影した約1000枚の写真データが保存されており、誤廃棄した可能性もあるとしている。個人情報の外部流出は確認されていない。

 県警によると、2月28日、仙台東署の生活安全課員が点検した際に紛失が発覚。SDカードは2018~21年ごろの捜査に使用したもので、廃棄物処理法違反事件や県青少年健全育成条例違反事件などの被害者や容疑者ら計23人を撮影した写真が保存されていた。当時未成年だった被害者2人も含まれているという。

 SDカードは署内で専用のファイルに入れて保管していたが、署員への聞き取りなどから、誤って廃棄した可能性があるという。県警生活安全企画課の斎藤修也管理官は「関係者に深くおわび申し上げる。再発防止を徹底したい」と謝罪した。

 県警は同日、情報流出を懸念する関係者のための相談窓口を設置した。問い合わせは仙台東署(022・231・7171)。【遠藤大志】

毎日新聞

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