高野連会長「新基準の金属バットに慣れ、得点力上がった」 センバツ

2025/03/30 17:14 

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 第97回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)は最終日の30日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で決勝があり、6年ぶり17回目出場の横浜(神奈川)が智弁和歌山に11―4で勝ち、2006年の第78回大会以来、19年ぶり4回目の優勝を果たした。

 27年ぶりに頂点に立った明治神宮大会を含めて昨秋から公式戦20連勝とし、22年の大阪桐蔭以来となる「秋春連覇」を達成した。横浜の「秋春連覇」は、松坂大輔投手を擁した1998年以来2回目。センバツでの優勝4回は、中京大中京(愛知)、大阪桐蔭と並んで歴代2位となった。

 2年ぶり16回目出場の智弁和歌山は、31年ぶり2回目の優勝はならなかった。

 閉会式で、宝馨・日本高野連会長は「ベスト4に関東地区から3校が進出し、関東地区のレベルが上がってきていることが証明された。新基準の金属バットに慣れてきて得点力が上がってきた」と講評。松木健・毎日新聞社社長は「天候に恵まれ、順延することなく決勝まで終えることができた。これからも高校球児たちが紡いできた伝統を未来に向けてつないでいきたい」とあいさつした。【円谷美晶】

毎日新聞

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