女子高校野球四国交流大会 初代王者は高知中央 4チームが熱戦

2025/06/12 09:45 

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 高校女子硬式野球部の四国一を争う「第1回女子高校野球四国交流大会」(香川県丸亀市、同市スポーツ協会主催、毎日新聞高松支局など後援)が8日、同市のレクザムボールパーク丸亀であり、4チームが熱戦を繰り広げた。高知中央(高知)が優勝し初代王者に輝いた。

 大会には、高知中央のほか、尽誠学園(香川)▽新田(愛媛)、室戸(高知)――の計85人の女子選手が参加した。4月の尽誠学園チームの発足を記念するとともに、同球場で7月20日に開催されるプロ野球「フレッシュオールスターゲーム」を盛り上げようと企画された。

 大会はトーナメント方式で、試合は5イニング制(通常は7イニング)の特別ルールで行われた。

 大会を制した高知中央は、2021年夏に兵庫県で開かれた「第25回全国高校女子硬式野球選手権大会」で準優勝した経験もある強豪で、1回戦では尽誠学園に3-2で逆転勝ち。「高知対決」となった決勝では室戸を7-0で降した。

 大会最優秀選手に選ばれた高知中央3年、西村陽菜乃(ひなの)選手(17)は「全員野球で跳ね返せて良かった」と話していた。

 一方、結成間もない尽誠学園は、一勝一敗で大会を終えた。青山剛監督(41)は「手応えを感じている。日本一を目指し頑張りたい」と意気込んでいた。【広田正人】

 ◇ちくわの天ぷら乗せたうどんで接待

 この日は地元の同市体育協会婦人部のメンバーが選手たちにうどんを振る舞い、受け取った選手たちがおいしそうに食べていた。

 350玉を用意し、揚げたてのちくわの天ぷらを乗せた、うどんの本場・香川ならではのお接待。婦人部長の新明(しんみょう)恭子さん(79)は「試合前に一杯、試合後にも一杯。お代わりしてね」と忙しく立ち回っていた。

毎日新聞

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