“春の悔しさ”一打で晴らす 東洋大姫路3番打者の覚悟 夏の甲子園
◇高校野球・夏の甲子園1回戦(8日)
◇○東洋大姫路(兵庫)5―3済美(愛媛)●
バットを構え、小さく息をついた。目の前の一球に集中した。
同点の七回1死二塁、東洋大姫路の3番・高畑知季(かずき)は絶好の勝ち越し機で打席を迎えた。
不完全燃焼に終わった春の悔しさは、ここで晴らすしかない――。やや浮いた2球目の直球をフルスイングすると、左中間方向に飛ぶ決勝の二塁打となった。
初戦の硬さもあり、それまで無安打だったが「良い流れで回してくれたので、自分が打つしかないなと」。続く4番打者の適時打で生還すると、表情が緩んだ。
「(甲子園に)帰ってこられて良かった」。かみ締めるように語るのには理由がある。
今春のセンバツ1回戦では中軸を担い、適時三塁打を含む2安打1打点と活躍して初戦突破に貢献した。
だが、胃腸炎を患って2回戦はベンチから外れ、チームも敗れた。病院帰りにスマートフォンで試合を見ながら、悔しさと申し訳なさが募ったが、仲間からの励ましで前を向いた。
167センチ、67キロと大柄ではないがパンチ力があり、新チーム発足以降の公式戦で「近畿無敗」の強力打線で中軸を担う。
体全体を使った打撃を心掛け、兵庫大会では2本塁打にチームトップの13打点とけん引した。1番を担う主将の渡辺拓雲も「自分が塁に出れば、高畑が還してくれるという信頼感がある」と頼りにする。
高畑は言う。「自分は打席でも応援歌を聞くタイプ。今日はすごく、みんなの声が大きかった」
この夏は誰よりも甲子園を満喫してみせる。【下河辺果歩】
-
高知中央-綾羽が史上最遅の開始に、2夜連続更新 夏の甲子園
全国高校野球選手権大会は第4日の8日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で1回戦があり、第4試合の高知中央―綾羽(滋賀)は午後7時49分に開始された。春夏の甲子園…スポーツ 1時間前 毎日新聞
-
「幸せなら手を…」合唱→拍手が球場全体に 雨天中断中 夏の甲子園
第107回全国高校野球選手権大会は第4日の8日、第3試合の横浜(神奈川)―敦賀気比(福井)が雨で中断中、心温まるシーンがあった。 試合は午後5時10分過ぎ、…スポーツ 2時間前 毎日新聞
-
横浜が3年ぶりに2回戦へ 敦賀気比は初戦突破ならず 夏の甲子園
全国高校野球選手権大会は第4日の8日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で1回戦があり、史上2校目となる2度目の春夏連覇を狙う横浜(神奈川)は、春夏連続出場の敦賀…スポーツ 2時間前 毎日新聞
-
阪神園芸の「神整備」に場内から拍手、今大会初の雨中断 夏の甲子園
全国高校野球選手権大会は第4日の8日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で1回戦があり、第3試合の横浜(神奈川)―敦賀気比(福井)は四回裏の横浜の攻撃中に雨が強ま…スポーツ 3時間前 毎日新聞
-
PLユニホーム復活? 赤からデザイン変更の高知中央 夏の甲子園
第107回全国高校野球選手権大会は第4日の8日に1回戦があり、高知中央は初出場の綾羽(滋賀)と対戦する。 高知中央は2年前の初出場時からユニホームのデザイン…スポーツ 3時間前 毎日新聞