JFE西日本・内田監督「東京ドームではできないと…」 都市対抗

2025/08/31 15:08 

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 第96回都市対抗野球大会は第4日の31日、東京ドームで1回戦があり、福山市・倉敷市・JFE西日本が鈴鹿市・Honda鈴鹿に5―2で勝ち、第93回大会(2022年)以来、3年ぶりの初戦突破を果たした。

 福山市・倉敷市の内田聡監督の試合後の主な談話は次の通り。

 ◇福山市・倉敷市・内田聡監督

 自分たちの理想の展開に持っていけた。失点する想定はしていたが、1点ずつの最少失点でしのぎ、粘れた結果が終盤の逆転につながった。3年ぶりの都市対抗勝利に特別な意識はなく、3回勝ってベスト4に行くんだという思いが強い。

 <八回は途中出場の篠原翔太選手が初球を捉えて左翼席へ同点ソロを放った>

 ちょっとビックリしました(笑い)。相手先発の井村(勇介)君の低めの変化球を振らされないように。あとは真っすぐが速い割には変化球もキレてカウントも取れていた。

 待って待って、受け身になると術中にはまるので。甘いコースに来たら積極的にいこうと。篠原が初球バットを出せたのは、いい準備だった。

 <その後、無死一、三塁から永山裕真選手のスクイズで勝ち越した>

 相手投手も(2番手の)田中(大聖)君に交代して球も速いので1、2、3、パチーンと打てば可能性はあるけど、永山はバントもうまいので。可能性が高い方を選んだ。

 <投げては7人をつぎ込む継投策で反撃をしのいだ>

 細かく目先を変えながらいった。投手コーチとも話して、どの投手がどの相手打者に(タイミング)が合いにくいのか、バランスを取りながら。皆がよく粘ってくれた。

 <監督としては都市対抗初勝利>

 気持ちいいですけど……我々のずっとやってきた、中盤まで粘って終盤勝負という形を、東京ドームで地に足をつけてできたことが良かった。

 やっぱり「(昨年に4強入りした日本選手権の)京セラ(ドーム)ではできるけど、東京ドーム(都市対抗)ではできないよね」みたいなことを言われるのが悔しかったので。きっちり自分たちの展開に持ち込んで勝てたことがうれしかったです。

毎日新聞

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