ウクライナ出身の安青錦が「史上最速」新小結 大相撲秋場所番付発表

2025/09/01 06:00 

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 大相撲秋場所(14日初日、東京・両国国技館)の新番付が1日、発表された。7月の名古屋場所で千秋楽まで優勝を争い、技能賞に輝いたウクライナ出身の安青錦が新小結に昇進した。

 2023年秋場所で初土俵を踏んだ安青錦は、所要12場所での三役昇進。年6場所制が定着した1958年以降に初土俵の力士では、幕下付け出しを除いて1位のスピード記録となった。従来の記録は元大関・小錦、元横綱・朝青龍、元大関・琴欧洲(新三役時は琴欧州、現鳴戸親方)の14場所。

 安青錦はウクライナ出身で初の三役。22年12月に安治川親方(元関脇・安美錦)が創設した安治川部屋からの三役誕生も初めて。

 東の横綱には、新横綱だった先場所で11勝の大の里が初めて就いた。左足親指のけがで名古屋場所を5日目から休場した豊昇龍は西横綱に。

 大関は琴桜1人。東関脇の若隆景は、5月の夏場所は小結で12勝、先場所は西関脇で10勝を挙げており、秋場所は大関昇進に挑む。

 先場所は東前頭15枚目で13勝し平幕で初の優勝を果たした琴勝峰は、東前頭5枚目に番付を上げた。

 新入幕は日大出身の日翔志1人。湘南乃海、友風、錦木、竜電の4人が再入幕した。【飯山太郎】

毎日新聞

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