HondaのOB入来祐作さん”登板” 「こんな緊張…」 都市対抗

2025/08/31 20:21 

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 第96回都市対抗野球大会は第4日の31日、東京ドームで1回戦があり、東京都・Hondaが千葉市・JFE東日本と対戦した。

 試合に先立ち行われた始球式で、Honda(当時は本田技研)を経てドラフト1位で入団した巨人などで活躍し、現在はDeNAで2軍投手コーチなどを務める入来祐作さん(53)が「登板」。投球後には「会社の人たちに本当に感謝している」と本田技研時代を振り返った。

 投球後の入来さんの主な談話は次の通り。

 ◇志のある人がいっぱい

 いや、もうむちゃくちゃ緊張しました。僕も初めての経験だったので。始球式なんて。こんなに緊張するもんなのかなと思いました。本当はストライクを投げたかったんですけど、やっぱり高めに抜けるなって。

 <投球自体が久しぶりですか>

 どっちかって言うと見ていることばっかりなので、あんまり投げる機会はないんです。即席でちょっとキャッチボールをしてきましたけど、やっぱり駄目でしたね。東京ドームでの投球と言うと、巨人(1997~2003年)とか日本ハム(04~05年)の時だと思うので、20年ぶりぐらいじゃないですか。

 <都市対抗の雰囲気はどうですか>

 やっぱりかっこいいな、野球選手って、と思って。Hondaの選手もJFE東日本の選手も頑張ってほしいなと思います。こんな晴れ舞台なんでね。

 <Hondaの選手はコーチ目線で見てしまう>

 いやいや、後輩。後輩のように見て、頑張ってほしいなっていう。僕もここで優勝(1996年)してプロに行きましたので。そういう志がある人がいっぱいいると思うので。

 <本田技研に所属していた頃を思い出しますか>

 社会人野球の時は会社の人たちにたくさん応援してもらっていた。同じように職場に行って、同じ職場にいる野球をやっていない社員の人たちにたくさん応援していただいて。

 で、途中で仕事を抜けて練習させていただくっていう、そういう形でさせてもらっていた。すごくいろいろと理解をしていただいて、野球に集中、専念させていただいたので、本当に感謝しています。

毎日新聞

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