「想定外」を打破 NTT西日本1、2番コンビの突破力 都市対抗
◇第96回都市対抗野球大会2回戦(3日・東京ドーム)
◇○大阪市・NTT西日本5―4東京都・JR東日本●
「想定外」の事態でも大阪市の1、2番コンビは頼りになる。
大阪市の選手たちは口をそろえた。
「正直、想定していなかった」
東京都の先発は、東京都予選での登板が計2イニングに満たない新人の大型右腕・森畑侑大。データの少ない相手投手に苦しみ、三回まではいずれも3者凡退と手も足も出なかった。
4点を追いかける展開で、嫌なムードを断ち切ったのが四回の攻撃だ。角度のある直球に振り負けないことをチームで確認し、先頭の1番・串畑勇誠が打席に向かった。
第1打席では直球に見逃し三振を喫したが「(狙いを)絞れたので、見え方も違った」。2ボール2ストライクから外角高めの直球を中前にはじき返し、突破口を開いた。
2番・成瀬脩人も直球を狙っていたが、変化球を続けられ3球で追い込まれた。それでも「しぶとくつなごうという意識に変えた」と4球目の外角のカットボールに対応し、右前打で続く。勢いづいた打線はこの回、犠飛と適時打で2点差に迫った。
五回は2死から内野安打で出塁した串畑が、成瀬の安打で快足を飛ばし三塁へ。再び好機を作り森畑を降板させると、中軸の連続適時打で3点を奪い試合をひっくり返した。
俊足巧打の串畑と勝負強さが光る成瀬。近畿2次予選から不動の1、2番コンビの活躍に、河本泰浩監督は「うちは1、2番の出塁が鍵を握る。一人塁に出たら一気に流れが変わった」と信頼を置く。
「劣勢のゲームでも追いつくことができるのがNTTの強み」と成瀬。目の覚めるような逆転劇で8強一番乗りを果たした。【下河辺果歩】
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