広陵野球部コーチを3カ月の謹慎処分 不適切指導で日本学生野球協会

2025/09/04 17:52 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 日本学生野球協会は4日、審査室会議を開き、広陵高(広島)で部内での不適切指導と報告義務違反があったとして、コーチを8月21日から3カ月の謹慎処分とした。

 発表によると、52歳のコーチが4月23日夜、寮内の清掃時間に2年生部員が騒いでいるのを見つけ、指導する際に廊下に正座をさせる不適切指導をし、その報告を怠った。

 8月20日に1、2年生部員に実施したアンケート調査で発覚したという。

 1月に起きた部員間の暴力事案を巡っては、日本高校野球連盟が8月5日、広陵野球部に対して3月に厳重注意の措置としたことを公表。広陵は今夏の甲子園大会の1回戦を突破後に出場を辞退した。その後、中井哲之前監督の退任と松本健吾監督の就任を発表した。

 同校は、部員へのアンケート調査で現1年生と2年生による暴力、いじめなどの問題がなかったことを確認したとして、8月末に新体制の下で秋季県大会地区予選に出場。予選を突破し、9月20日から始まる県大会への出場を決めた。

 学校側は第三者委員会を設けて、暴力事案について調査を進めていることを明らかにしている。【長宗拓弥】

毎日新聞

スポーツ

スポーツ一覧>