岩屋外相が外務省職員を追悼 03年にイラク銃撃死の大使は「同級生」

2025/09/04 16:27 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 岩屋毅外相は4日、過去1年間に亡くなった外務省職員への黙とう行事で、2003年にイラク北部で銃撃を受けて死亡した奥克彦大使(当時45歳)に触れ、「私の大学時代の同級生だった。国際社会の分断と対立が深まり、わが国を取り巻く安全保障環境も戦後最も厳しく複雑だ。省員諸君とともに対話と協調の外交をさらに進めたい」と訴えた。

 式では遺族が同意した在外公館や地域課の職員6人の名前が読み上げられ、岩屋氏らが献花した。同省は奥氏らの死亡の翌04年から、外相が出席して毎年事故や病気などで死亡した職員を追悼する黙とう行事を開催している。岩屋氏と奥氏は共に早稲田大政治経済学部を卒業した。【田所柳子】

毎日新聞

政治

政治一覧>