自民・遠藤元総務会長が総裁選前倒しに賛成へ 「党内一本化のため」

2025/09/04 14:02 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 自民党の遠藤利明元総務会長は4日、自民が意向確認を行う総裁選の前倒しに賛成すると表明した。

 石破茂首相(党総裁)の進退に関連して実施される可能性がある総裁選前倒しを巡っては、これまで中堅・若手の動きが先行していた。党四役経験者の遠藤氏が前倒しに賛成する意向を示したことで、ベテラン勢にも波及するかが焦点となる。

 遠藤氏は4日、国会内で自身に近い議員と会談し、方針を伝えた。遠藤氏は会談後、記者団に、2024年の衆院選、25年の参院選を連敗して少数与党に転落したことの「けじめをつけるべきだ」と指摘。「このままいくと党内抗争が深まる。党内を一本化するには総裁選をやるのがベストだ」と語った。前倒しが決まった場合、首相も出馬し「堂々と所信を表明すればいい」とも述べた。

 遠藤氏は衆院山形1区選出で当選10回。岸田文雄政権で党選対委員長、総務会長を歴任し、24年の総裁選では首相を支持した。【小田中大】

毎日新聞

政治

政治一覧>