自民党北海道連、総裁選前倒しに賛成 武部氏「新しい自民を示す場」

2025/09/03 18:23 

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 自民党北海道連は3日、役員会と総務会を開き、党則に基づく総裁選の前倒しに賛成すると決めた。4日にも党本部の総裁選挙管理委員会に書面を提出する。

 役員会には会長の武部新衆院議員ら国会議員3人と道議ら18人が出席。武部会長が前倒し賛成を提案し、役員から同意を得た。その後開いた総務会は役員会の決定に全会一致で同意した。

 武部会長は総務会後に開いた記者会見で「新しい自民を有権者、国民、党員党友に示す場として総裁選があってしかるべきだ」と理由を説明。会長代行の鈴木貴子衆院議員は「党としてまとまることができないのは大きな問題。この体制を維持するのは組織として非常に無責任だ」と述べた。

 武部会長によると、3日朝に開いた道ブロック両院議員会で国会議員から前倒しに反対の意見も出た。役員会でも「トップを代えるだけではだめだ」「根本的に党の中身を変えなければならない」などの声も上がった。武部会長は総裁が首相に指名されない可能性にも言及し、「どういう政権枠組みをつくるかとか、どういう政策で(野党に)協力していただくとかを問われる総裁選になるのでは」と話した。【片野裕之】

毎日新聞

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