伊東市長への刑事告発、全会一致で可決 地方自治法違反容疑で

2025/09/01 10:30 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 静岡県伊東市の田久保真紀市長が東洋大除籍の学歴を「卒業」と公表した問題で、市議会は1日、調査特別委員会(百条委員会)での虚偽陳述などを地方自治法違反容疑で刑事告発する議案を全会一致で可決した。

 田久保氏は5月29日に就任後、市の広報誌に経歴を載せるため「卒業証書」だとする文書を市職員や議長に提示。「東洋大法学部卒業」という誤った経歴を記載した市広報誌が配布された。

 田久保氏は百条委で「(東洋大に照会した)6月28日に卒業ではなく除籍だったと知った」と証言。しかし百条委は、東洋大から在学時の記録の開示を受け「『卒業したと勘違いしていた』という主張は到底成立し得ない。勘違いが起こり得る状況ではなかった」として偽証と認定していた。【若井耕司】

毎日新聞

社会

社会一覧>