滋賀で国スポの会期前競技始まる 新体操、開始式「全力で演技する」

2025/09/06 14:29 

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 国民スポーツ大会(国スポ)の会期前競技が6日、滋賀県内各所で始まった。大津市上田上中野町の滋賀ダイハツアリーナでは市民や地元の小学生ら約840人が観客席で見守る中、新体操(少年男子、少年女子)の開始式が開かれた。【菊池真由】

 開始式では、新体操の県代表で国際情報高の藤木瑠生さん(3年)と八幡商業高の木村凜さん(同)が「自信と誇りを持ち応援してくださる皆様への感謝の気持ちを胸に、全力で演技することを誓います」と選手宣誓。県体操協会の奥村芳正会長が「全国各地からようこそお越しいただきました。皆さんのご健闘を心からお祈りします。頑張ってください」と激励した。

 開始式後に競技が始まり、選手らが演技に臨んだ。新体操は1人で演技する個人と、5人で演技する団体の合計得点で競う。個人を終えた香川県代表の高校2年、上原真結さんは、「チーム全体で目標をノーミスと決めていた。しかし、自分がミスをしてしまい、あと一歩だった。次は団体があるので最高の演技をして頑張りたい」と話した。

 観客席では県内外から集まった選手の保護者らが手作りのうちわを手に応援するなど会場を盛り上げていた。県内でただ一つの朝鮮学校である滋賀朝鮮初級学校と付属幼稚班の児童や園児も観戦に訪れた。初級学校6年の金宥那さん(11)は「物を使って競技をするのがとても上手。女性は美しく男性はかっこよかった」と感激した様子。同じ6年の朴泰錬さん(12)も「初めて新体操を見た。いろんな技があって面白かった」と笑顔で声援を送っていた。

 会期前競技は25日まで、水泳、バレーボール、体操、自転車の4競技が開催される。国スポの開幕は28日。

毎日新聞

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