ピッチクロックにビデオ検証、7回制 野球U18W杯のルールは?

2025/09/06 17:00 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 野球の第32回U18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)が5日、沖縄セルラースタジアム那覇などで開幕し、日本はイタリアとの1次リーグ初戦に勝って白星発進した。6日の第2戦では同組のライバルである韓国と対戦する。序盤戦の山場を前に大会のルールをまとめた。

 ◇上位3チームが進出

 大会には12チームが参加し、2組に分かれてそれぞれ総当たりで対戦する。日本はA組で、イタリア、韓国に続き、キューバ(7日)、南アフリカ(8日)、プエルトリコ(9日)と対戦し、上位3チームによる2次リーグ進出を争う。

 ◇7回制、DH、コールドも

 試合は7回制、DH(指名打者)制を採用。五回で10点差以上のコールドゲームも適用される(決勝は適用なし)。

 八回以降は継続打順で無死一、二塁から始まるタイブレークを実施。ビデオ検証もあり、監督が1試合に1回だけ要求でき、延長戦になればもう1回要求できる。成功した場合、権利は消えない。

 試合は四回を終えれば成立する。その前に試合が中断すればその時点から再開する。イニング間は120秒、投手交代時は120秒以内と規定され、グラウンド整備は四回裏終了後にある。

 ◇ピッチクロック導入

 投球間に時間制限を設ける「ピッチクロック」も導入される。ランナーがいない場合は20秒のタイマーが作動し、違反時は同一投手で1回目は警告、2回目からはボールが追加される。

 打者も10秒以内に打席で構える必要があり、チームとして1回目は警告、2回目からはストライクが追加される。

 投手は最大105球、4連投は不可など細かな球数制限がある。規定に達した場合は1~4日間の休養日をとることになるが、40球以内であれば3連投までは許される。【長宗拓弥】

毎日新聞

スポーツ

スポーツ一覧>