第５０回社会人野球日本選手権関東地区予選は２８日、神奈川・等々力球場で代表決定戦が行われ、明治安田がＪＲ東日本に３―１で勝利し、２大会連続８回目の本大会出場を決めた。ＪＲ東日本は２大会連続の出場はならなかった。日本選手権は１０月２８日に京セラドーム大阪で開幕する。　【高橋広之】

　◇明治安田・岡村憲二監督

　都市対抗野球大会の東京都２次予選で敗退してからは、この日のために必死にやってきた。普段通りやってくれてうれしい。苦しい戦いになるが、（都市対抗の）予選での悔しさを全部出すという思いで臨んだ。（選手たちは）今日は必ずやってくれると思っていた。

　＜５投手のリレーでリードを守り切った＞

　そこは一つのアウトを投手陣全員で取りに行くと事前に言っていた。野手も含めて全員で勝とうと話していた中で本当によく投げてくれた。

　＜日本選手権に向けて＞

　目的は日本一。目標は昨年を上回るベスト８以上に入ること。そのチャンスをつかめたので、思い切ってやっていきたい。

　＜ＪＲ東日本は都市対抗予選では１１―１８で敗れた相手＞

　（選手たちは）やられた相手にやり返すという気持ちで（盛り上がって）やってくれていた。（監督としては）いかに冷静にできるのかを注意して試合を進めた。全員が本当によくやってくれた。

　◇明治安田・竹田和真投手

　いつも通り緊張感もあったが、試合を作れて良かった。（初回から）三塁に走者を進めてしまったが、野手に守ってもらった。次の回からは冷静に投球できた。

　＜日本選手権に向けて意識してきたことは＞

　都市対抗の予選ではけがで投げられなかったので、その悔しさをぶつけるという気持ちで臨んできた。チームを勝たせたいという気持ちが強い。

　＜日本選手権での登板に向けて＞

　京セラドームで一度も投げたことがない。大きい舞台で投げられる喜びをかみしめながら頑張りたい。