「新たな攻撃見せる」バレーSVリーグ連覇狙う大阪マーヴェラス

2025/09/29 10:57 

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 バレーボールのSVリーグ女子で昨季、大阪マーヴェラスは初代女王に輝いた。今季はより攻撃的なバレーを追求する。

 今季の開幕戦を10月10日に控え、9月25日に大阪市内で記者会見が開かれた。リベロの西崎愛菜選手によると、オフシーズンの今夏は「新たな攻撃の形を見せていくことにチームとして取り組んだ」という。

 アタッカーがスパイクを打つと見せかけてトスを上げるフェイクセットなど、男子のプレーも参考にした。西崎選手は「夏場の成果をどれだけ試合で出せるかが楽しみ」と意気込む。

 昨季のレギュラーシーズン(RS)MVPの林琴奈選手は「難しい(トスの)ボールでも打ち切る」ことをテーマに掲げた。

 安定した体勢でスパイクを打つことが難しい状況でも、「ただ(相手コートに)返すだけじゃなくて、(攻撃の組み立てが)難しいところを狙い、次の攻撃をさせなくするのが大事」と話す。

 RSの試合数は、前身のVリーグ時代から大幅に増えた。今季もリーグ発足1季目の昨季と同じ44試合の長丁場を戦う。

 昨季は序盤の10試合ほどで、さまざまな選手の組み合わせを試した。疲労やけがのリスクを減らしつつ、終盤にかけてベストな布陣を作っていった。

 44試合をどう乗り切るかは、引き続き大きな課題の一つ。酒井大祐監督は今季も「さまざまなメンバーを試合に出場させながら、(チームの)形をつくっていく」と戦い方をイメージする。

 主将の田中瑞稀選手は「(昨季の女王としての)プレッシャーはあまり感じていない。楽しみやワクワクの方が大きい」と語る。

 開幕戦は、おおきにアリーナ舞洲(大阪市)でヴィクトリーナ姫路と顔を合わせる。【深野麟之介】

毎日新聞

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