ENEOSの田沢純一投手が退団へ 今後は「未定」 社会人野球

2025/10/01 16:12 

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 社会人野球のENEOSは1日、米大リーグ、レッドソックスなどで活躍し、現在はコーチ兼任の田沢純一投手(39)が10日で退団すると発表した。6~8日にある秋季神奈川県企業大会が最後の大会となる。今後については「どのような形で野球と向き合うかは未定」としている。

 田沢投手は、2005年に当時の新日本石油ENEOSに入社し、08年に都市対抗大会で優勝を経験した。日本のプロを経由せず09年からレッドソックスでプレーし、13年のワールドシリーズ(WS)制覇を救援として支えた。大リーグで18年までに通算388試合に登板し、21勝26敗4セーブだった。

 その後はメジャーに昇格できず、日本の独立リーグや台湾、メキシコでプレー。22年9月にENEOSに復帰した。24年の都市対抗大会では、16年ぶりの登板を果たした。

 田沢投手は「復帰の年に負ったけがにより、思い通りの貢献ができずもどかしい思いが強く残りますが、東京ドームでの大声援の中で登板できたことや、今シーズンは兼任コーチへの挑戦など、野球人として貴重な経験が詰まった3年間となりました」などとコメントした。【円谷美晶】

毎日新聞

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