DeNA筒香が日米通算250号 6季ぶりシーズン20本で大台到達

2025/10/01 21:07 

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 ◇DeNA―ヤクルト(1日・横浜スタジアム)

 「ハマの大砲」が金字塔を打ち立てた。DeNAの筒香嘉智が日米通算250本目となる2ランを放った。しかも、レギュラーシーズン最終戦でのバックスクリーン弾。痛快だった。

 一回、佐野恵太の適時打で1点を先行した直後の1死二塁。フルカウントから来た外角の甘い球をとらえると、打球は高い放物線を描き、フェンスを越えた。

 普段はクールな印象が多い筒香だが、よほどうれしかったのだろう。「ここまで支えてくれた方々や日々一緒に戦ってくれるチームメートやスタッフの皆さんに感謝したい。個人的には記念の一本になったが、この後もチームが勝利するためにできることを全力でしていきたい」と、少し頰を緩めながらコメントした。

 シーズン途中に米国挑戦から古巣に復帰した昨季は調子が上がりきらなかったが、今季は違う。気温が上がるとともに、上昇気流に乗った。この一発はシーズン20号。渡米直前の2019年以来6季ぶりとなる大台到達だ。

 日本一になったとはいえ昨季はリーグ3位。今季は優勝だけを狙っていたが2位にとどまり、責任を感じた三浦大輔監督は今季限りで身を引くことを決めた。本人のみならず、「番長」にとっても、心に響くアーチだったはずだ。【岸本悠】

毎日新聞

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