全日本ジュニア 女子SPは島田麻央が首位発進 岡田芽依は2位
フィギュアスケートの全日本ジュニア選手権は23日、東京都江東区の東京辰巳アイスアリーナで女子のショートプログラム(SP)があり、大会5連覇を目指す島田麻央選手(木下グループ)が72・55点で首位発進した。
島田選手とともに12月のジュニアGPファイナルへの進出を決めている選手では、岡田芽依選手(名東FSC)が65・07点で2位。ジュニア参戦1季目の金沢純禾選手(木下アカデミー)が64・23点で4位、岡万佑子選手(木下アカデミー)は58・09点で8位だった。フリーは24日に行われる。
◇「うれしい気持ちでいっぱい」
ジュニアで無敗を続ける絶対女王が復調を示した。島田選手は三つのジャンプをいずれもきれいに降りると、スピンとステップもすべてレベル4でそろえた。女子では唯一の70点超えで、演技後は「今、本当にうれしい気持ちでいっぱい。今季初めて自分の中でノーミスの演技ができてホッとしています。今の自分の100%が出せたかな」と笑顔を見せた。
今季は左足首の骨挫傷などけがに苦しみ、思うような演技ができない試合が続いていた。けがの間は痛みをかばううちに感覚がずれ、「自分でも想像できないくらい。ここまで崩れるんだな」と3回転ジャンプにも苦戦したという。今も無意識に跳ぶと故障時のジャンプになってしまうことがあるといい、完全復調とは言えないが、手応えはつかんだ。
来季はシニアへの転向を見据えており、全日本ジュニア選手権の出場は今回が最後になる見込みだ。「いつでも挑戦するところや、ミスを引きずらない自分らしさを意識して、そこを達成できたらいいなと思っています。(ジュニア無敗は)今回はあまり意識せず、自分の演技に集中したい」と語った。
2位の岡田選手も三つのジャンプをいずれも着氷。ステップがレベル2になるなどし、もう一つ得点が伸びなかったが、「今までの全日本ジュニアでSPをノーミスしたことがあまりなくて。ノーミスの演技をしたい思いがとても強かったが、落ち着いて滑れて、ジャンプも思う通りのものができたので安心しています」とホッとした表情を浮かべた。
フリーでは冒頭、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に挑む意向だ。「(トリプルアクセルを)着氷することが一番の目標なんですけど、失敗してしまったとしても、しっかり落ち着いて自分のできる最高の演技をしようと思っている」と意気込んだ。
◇金沢は大技投入へ
金沢選手は昨季まで全日本ノービス選手権で3連覇を達成し、今季から戦いの場をジュニアに移した。ジュニアGPデビュー戦となったイタリア大会で初優勝を果たすと、自身2戦目のポーランド大会では4位に入り、初のファイナル切符をつかんだ。
今大会直前までは「太ももが筋肉痛になるくらい」の曲かけ練習を重ねた。ジュニアの選手として初めて臨んだ大会は「意外と緊張してないと思ったんですけど、6分間練習が始まる前にちょっと足が震え始めた」という。それでも「とりあえず楽しもう」と序盤からのびのびと滑り、ジャンプも3本とも着氷。大きなミスなく滑りきり、演技後は白い歯をのぞかせた。
フリーではトリプルアクセルを投入する予定だという。今季はこれまで回転不足と判定されるジャンプが多かっただけに、「今回こそはアンダー(ローテーション、2分の1回転不足)以上で降りられるようにしたい」と話す。「(その先の)世界ジュニア選手権とかも考えてはしまうんですけど、本番の時だけは自分のできることを精いっぱいやって、納得の演技ができれば」と話した。
岡選手もジュニアGPトルコ大会で初優勝するなどし、初のファイナル進出を決めている。この日は冒頭のルッツ―トーループの連続3回転ジャンプで、後ろのトーループが1回転になるミスがあった。重要な大会で決められなかったことには「すごく悔しい」と唇をかんだが、その後は「気持ちを切り替えて落ち着いてできた」とミスなく滑りきった。
フリーでは自己ベストの更新、そしてシニアの全日本選手権への推薦出場を目指す。「攻める姿勢で、しっかり練習してきたことを最大限に発揮できるようにして、最後は笑顔で終われるようにしたいです」と語った。【玉井滉大】
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