高市首相、G20サミットの成果強調 20人以上の首脳らと接触

2025/11/24 00:21 

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 高市早苗首相は23日、南アフリカ・ヨハネスブルクで開かれていた主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)が閉幕したのを受け、「国際経済に加えて防災、重要鉱物など我が国がG20で主導してきた具体的な取り組みを紹介した。課題解決に向けた具体的な連携、協力が重要であると強調し、多くのメンバーから賛同いただいた」と記者団に述べ、成果を強調した。

 G20サミット参加国は22日、南アの「人権侵害」を理由にボイコットした米国抜きで首脳宣言を採択した。これに関し首相は「来年の議長国である米国を含むG20メンバーと緊密に連携し、国際社会の諸課題解決に向けて積極的に貢献していく」と語った。

 首相はG20サミットに合わせ、英国、ドイツ、インド、南アフリカの首脳らと相次いで個別会談するなど、20人以上の首脳や国際機関トップと接点を持った。「短い立ち話も含めるとたくさんお話をすることができて、大変有意義な訪問となった」と述べた。国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事との面会では、日本政府が21日に経済対策を決定したことに祝意を示されたとしたうえで、「財政上のリスクも手当てされており、安心しているというコメントがあった」と明らかにした。【ヨハネスブルク田所柳子】

毎日新聞

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