ラグビーW杯、日本は1次リーグE組に フランス、米国、サモアと対戦

2025/12/04 07:30 

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 ラグビーの2027年ワールドカップ(W杯)オーストラリア大会で、世界ランキング12位の日本は1次リーグのE組に入り、同5位のフランス、同16位の米国、同19位のサモアと対戦することになった。

 日本が過去10大会で1次リーグを突破したのは、自国開催だった19年大会のみ。この時は8強入りしたが、前回大会は再び1次リーグで敗退した。日本のエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)は「W杯4強」を掲げており、まずは2大会ぶりの決勝トーナメント進出を目指すことになる。

 日本は秋の欧州遠征などテストマッチで5連敗中だったが、遠征の最後、11月のジョージア戦で白星を挙げた。この勝利でランキングが12位に上がり、抽選会では7~12位のグループに入った。

 今回、上位の相手は1~6位グループのフランスのみ。ただ、フランスにはこれまで一度も勝ったことがなく、記者会見したジョーンズHCは「フィジカルが強いFWがいて、素早いボール回しもある。ロングキックも世界一だ」と警戒する。

 一方、米国には昨年と今年、サモアには昨年のパシフィック・ネーションズカップでいずれも勝利。直近の大会では日本が優位に立っている。

 ジョーンズHCは「(1次リーグの)3試合に集中するだけ。相手より自分たちに矢印を向け、最高の準備をしたい」と意気込む。W杯に向けて「最も注目されるチームになり、結果的に(目標の)4強を達成したい。選手が今持っている以上の力を出さなければ達成できないが、できないことではない」と奮起を期待した。【川村咲平】

毎日新聞

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