激しい五輪争い 坂本「ここで一歩前に」 GPファイナル公式練習

2025/12/03 19:00 

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 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ上位6人・組が出場するファイナルの公式練習が3日、会場のIGアリーナ(名古屋市)であり、日本勢が調整した。

 3季ぶりの優勝を狙うペアの「りくりゅう」こと三浦璃来選手、木原龍一選手組(木下グループ)はフリー曲「グラディエーター」を流し、各要素を確認する軽めの調整。木原選手は「とにかくけがをせず、フリーをしっかり滑りきることを目標にしたい」と話した。

 女子の坂本花織選手(シスメックス)、千葉百音選手(木下グループ)はともにショートプログラム(SP)をミスなくまとめた。

 今大会はミラノ・コルティナ冬季オリンピックの代表選考にも関わるだけに、坂本選手は「ここで一歩、前に出ておきたい気持ちもある」と意気込む。GPシリーズ2連勝の千葉選手は「重要なのはファイナルで結果を出すこと。自分に勝ったと思える演技を目指したい」と語った。渡辺倫果選手(三和建装・法大)と中井亜美選手(TOKIOインカラミ)もトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を着氷し、好調をアピールした。

 男子の鍵山優真選手(オリエンタルバイオ・中京大)と佐藤駿選手(エームサービス・明大)もSPの曲かけ練習で4回転ジャンプを2本着氷。鍵山選手は「GPシリーズ2戦の経験と反省を生かし、自分が一番強いんだぐらいの気持ちで行きたい」と力を込めた。

 大会は4~6日の3日間で、7日はエキシビションが行われる。【玉井滉大】

毎日新聞

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