全国高校ラグビー開幕 記念大会で56校出場 決勝は1月7日

2025/12/27 05:00 

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 第105回全国高校ラグビー大会(毎日新聞社、日本ラグビー協会、全国高校体育連盟、大阪府、大阪府教委主催)は27日、東大阪市花園ラグビー場で開幕する。記念大会のため例年より5校多い56代表校が出場し、来年1月7日の決勝まで熱戦を繰り広げる。

 春の全国高校選抜大会王者の桐蔭学園(神奈川第1)が史上6校目の大会3連覇を狙う。選抜大会8強の大阪桐蔭(大阪第3)は7大会ぶり2回目の頂点を目指す。夏の全国高校7人制大会を制した国学院栃木は初優勝を視野に入れる。シードは例年より5校少ない8校で、実力が伯仲しているとしてA、Bの区分はなかった。前回大会準優勝で優勝6回の東海大大阪仰星(大阪第1)などノーシードにも実力校が並ぶ。

 記念大会で、過去4年間の予選参加チーム数が多い埼玉、千葉、神奈川、愛知、福岡の5県の代表枠が1から2に増えた。初出場は慶応志木(埼玉第2)、名古屋(愛知第2)、岐阜聖徳学園の3校。今大会の最長ブランク出場は専大松戸(千葉第2)で31大会ぶり。最多出場は秋田工の73回目、最長連続出場は佐賀工の44大会で、ともに自校の持つ記録を更新した。

 開会式は27日午前10時から。選手宣誓は関西学院(兵庫)の西浦章博主将(3年)が務める。午前11時から女子の選抜選手による東西対抗戦「U18(18歳以下)花園女子15人制」を開催する。

 1回戦は27日に10試合、28日に14試合を行い、その後は隔日開催。8強が出そろう1月1日の3回戦後に準々決勝の組み合わせを再抽選する。前回大会まで準々決勝後に実施していた再々抽選は選手のコンディションを考慮し行わない。

 5日は準決勝に先立ち、午前11時から、単独チームを編成できない高校の選手による「U18合同チーム東西対抗戦」を開催する。

 26日には東大阪市花園ラグビー場で代表者会議があり、各校の監督、主将らが出席して注意事項などを確認した。【石川裕士】

毎日新聞

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