中大が培った勝利への「執念」 往路3位に手応えあり 箱根駅伝

2026/01/02 19:42 

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 ◇箱根駅伝往路(2日)

 ◇往路3位=中央大

 5区途中までトップを快走した中央大は、山上りで青山学院大と早稲田大に逆転されながらも粘り、往路を3位でフィニッシュした。3日の復路にはエース格で主将の吉居駿恭選手が登場予定で、藤原正和監督や選手たちは「明日(3日)に十分つながった」と、30年ぶりの総合優勝を狙う。

 2年前、優勝候補に挙げられながらアクシデントで13位に沈んだ苦い経験がある。試行錯誤を経て、今季は「箱根駅伝で総合優勝」という一本道を再び歩んできた。

 藤原監督は選手たちに「勝ちへの執念」や「熱い気持ち」を求めてきた。一部の選手だけでなく、チーム全体で箱根駅伝総合優勝を目指すためだ。

 夏合宿以降は箱根だけを見据えて、例年以上に走り込みを積み、戦力の底上げ、選手層の拡大を進めた。「箱根駅伝で総合優勝する」という言葉が、選手の中から頻繁に聞かれるようになった。

 「意識が浸透して、みんなが優勝に向かって努力できた」と本間颯選手は振り返る。昨年11月の全日本大学駅伝で2位に入り、勢いそのままに箱根駅伝を迎えた。

 この日、1区に抜てきされた藤田大智選手は先頭で集団を引っ張り、2位で流れを作った。2区でエース格の一人、溜池一太選手は途中で脚がつりかけながらも粘って2位でたすきをつなぎ、3区で本間選手が2年連続区間賞の快走でトップに躍り出た。5区の柴田大地選手も3位に踏みとどまった。

 それぞれが執念を見せて、総合優勝はまだ射程圏内だ。藤原監督は「大手町で一歩でも前でゴールしたい」。磨き上げてきた総合力を、復路で示す。【円谷美晶】

毎日新聞

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