技術、組織力、頭脳 「全て詰め込んだ」早稲田の勝利 大学ラグビー
◇全国大学ラグビー選手権・準決勝(2日・MUFGスタジアム)
◇○早稲田大(関東対抗戦3位)31―21帝京大(同4位)●
「選手権の帝京大に勝つために1年間やってきた」。日本代表でも活躍する早大FB矢崎由高(3年)はチームの歩みをそう語る。
真骨頂は10―14でリードされていた前半の場面だ。SO服部亮太(2年)のキックで大きく陣地を獲得し、攻勢をかけた。最後はゴール前ラインアウトからモールを押し込み、フッカー清水健伸(3年)のトライでリードを奪った。
早大は心理戦でも上回った。試合開始早々のマイボールラインアウトでサインプレーを見せていた。それだけに、意表を突く動きを警戒した帝京大の対応が一歩遅れた。
個の技術に組織力、そして頭脳。全てを融合させて多彩な手札をちらつかせ、帝京大に防御の的を絞らせなかった。早大の大田尾竜彦監督は「全ての準備を詰め込んできた。そんな勝利だった」と振り返った。
前回大会の決勝で帝京大に敗れ、目の前で4連覇を成し遂げられた。それから1年間かけて磨いた牙をターゲットに容赦なく向けた。前半を反則ゼロで終えるなど規律の良さも発揮し、相手に流れを渡さなかった。
大きな関門を乗り越え、決勝のカードは伝統の「早明戦」。早大の心技体は充実している。【高野裕士】
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