技術、組織力、頭脳 「全て詰め込んだ」早稲田の勝利 大学ラグビー

2026/01/02 18:31 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ◇全国大学ラグビー選手権・準決勝(2日・MUFGスタジアム)

 ◇○早稲田大(関東対抗戦3位)31―21帝京大(同4位)●

 「選手権の帝京大に勝つために1年間やってきた」。日本代表でも活躍する早大FB矢崎由高(3年)はチームの歩みをそう語る。

 真骨頂は10―14でリードされていた前半の場面だ。SO服部亮太(2年)のキックで大きく陣地を獲得し、攻勢をかけた。最後はゴール前ラインアウトからモールを押し込み、フッカー清水健伸(3年)のトライでリードを奪った。

 早大は心理戦でも上回った。試合開始早々のマイボールラインアウトでサインプレーを見せていた。それだけに、意表を突く動きを警戒した帝京大の対応が一歩遅れた。

 個の技術に組織力、そして頭脳。全てを融合させて多彩な手札をちらつかせ、帝京大に防御の的を絞らせなかった。早大の大田尾竜彦監督は「全ての準備を詰め込んできた。そんな勝利だった」と振り返った。

 前回大会の決勝で帝京大に敗れ、目の前で4連覇を成し遂げられた。それから1年間かけて磨いた牙をターゲットに容赦なく向けた。前半を反則ゼロで終えるなど規律の良さも発揮し、相手に流れを渡さなかった。

 大きな関門を乗り越え、決勝のカードは伝統の「早明戦」。早大の心技体は充実している。【高野裕士】

毎日新聞

スポーツ

スポーツ一覧>